名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

厚底には負けん

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遥か前方では、

箱根駅伝メンバー選考会の部が粛々と執り行われている間(学生の200位が66分台、って何? この20年の学生陸上界の進化はとんでもないことになってるね)

後ろの方でも、おっさんたちの熱き「東京マラソン予選会」が、

盛大に繰り広げられていました。

 

学生さんは、ほぼ全て蛍光の厚底。

今日一緒に走った知り合いも、3名全て厚底。

「シューズの性能が、走力の決定的な差でないことを、教えて・・・(以下自粛)」

 

 

東京マラソン予選会の部は、別名、陸連登録の部と言いまして、

周囲はもう、フルならサブ40クラスがぞろぞろと。

いや、びわ湖や福岡に出るレベルの市民ランナーが、

全て集結したんじゃないか、というくらいの面子。

 

そんな中、ハーフのレースはおろか、

ペース走だって、20kmを走ったのは1年以上も前な気がするので、

当然12分台とかは狙えないと判断。

よくて3分30秒ペース。

練習の感じからは、それすら難しい予感。

 

 

スタートして、初めは10秒ちょっとのタイムロスがあり、

さらに、競技場を出る際の渋滞がもういちどあるので、

おそらくここでトータル20秒くらいのロスがあったかと。

 

なので、当然入りは3分51秒。

これは想定内。

問題は、次の1kmが3分26秒と、思いの外速かったこと。

呼吸がハーフのレースとは思えないほど苦しく、

このままでは5kmくらいで脚が止まりかねないと、

あえてペースダウン。

その後しばらく3分35秒ちょうどを維持するも、

とにかく、このペースが辛い。

そういえば、風邪ひいてたな、と思い出したり、

それにしても、深谷の時は、こんなペースはジョグみたいなものだったのに、

とか、考え、

明らかな衰え、

明らかな実力不足を実感し、気持ちが折れそうに。

ああ、どうせベストが出ないなら、やめてしまおうか、

とも思いながら、惰性で走っていると、

次が久しぶりに3分30秒に戻り、

なんだ、脚はまだ残ってるんじゃないか、と。

 

中間点は37分15秒。

うわ、やっぱり13分台は無理なのね、

とまた落ち込むも、

最初のタイムロスを除けば36分台か、と

すこし元気がでて、残り半分頑張ろう、と。

 

気がつくと、最初の頃の呼吸の苦しさはなくなり、

ハーフ特有の、苦しいか苦しくないかのぎりぎりのところで押していく感じ、

つまり、これが閾値ペースなんですが、

それが気持ちよくかんじ、

きついながらも、3分30秒のラップで安定。

 

そうこうしてると、

一緒に走り出した仲間3人の姿が目に入り、

よし、まずはそこまで、と。

13km過ぎで一人目の厚底さんをとらえ、

14km過ぎで1番若い厚底さんに並ぶ。

この人は、かなり余裕がありそうだったので、

常に前にでてペースを作ってくれ、

15km過ぎでついに3人目もとらえる。

 

その後もしっかり3分30秒を維持し、

本来なら、ラスト2kmでペースアップをしてもよかったのですが、

頑張ったところでベストが出るわけでもないし、

この人数なら準エリも絶望的。

厚底二人に勝てるなら、もういいや、と若干気が抜け、

最後は3分37秒、35秒と、ペースダウン。

最終的には、引っ張ってくれた若い子には離されたものの、

ゴールタイム74分38秒(グロス)のほぼイーブンペース。

脚にも余裕があり、タイム以上に収穫のあるレース内容で終了。

 

 

今日の気づき。

20kmのペース走を入れておかないと、

閾値ペースもどんどん落ちてしまう。

(というか、閾値ペースを維持できない)

16km過ぎから、しばらく体感していなかった、

脚の筋疲労が発生。

走り終わった後のふくらはぎの筋痛の様子からも、

レースペースでの練習がいかに足りていなかったかを痛感。

練習では、ここまでのペースを維持できないので、

やはり、定期的にハーフくらいのレースにはでておいたほうが良いのかな、と。

 

タイム的には、

社会人ワーストに近いものですが、

内容的には手応えを感じた(まだ伸び代はありそうだ、という)ので、

「まだ終わらんよ」と強がってみます。