それでも薄底で

ピンクの厚底は、

もう、速く走るための必須装備となりつつある中、

明日は、時代遅れな薄底で。

知り合いのを借りて、ちょっとだけ、歩いてみましたが、

あれは、本当に違います。

今までも、フィット性が高い、とか、

前傾が生まれやすい、とか、

軽い、とか、まあ、さまざまな靴を試しましたが、

いずれも、最終的には、「自力」で走ることには変わりません。

だけど、ピンクを履いた時は、

驚くべきことに、置いた足が勝手に戻るんですね。

これって、いわゆる「バネ」だよね。

某大学が、薄底やめてこれにしたとたん、ベストタイム続出だったと聞きます。

今まで世に出た、さまざまな靴とは、まさに一線を画す技術。

ベストは出ないにしても、同じ体調でこれを履けば、

これを履かない時よりは速くなるのは間違い無いと、感じます。

だけど、明日はあえて薄底で行きます。

なんというかなぁ、

基本、自分が走っているのは、常に効果の検証なんですよね。

どういう練習したら、パフォーマンスがどうなった、とか、

自己ベストが出たときの、そのレースまでの1ヶ月、1年の練習は、

どうだったのか、とか。

自分の場合は、それにくわえ、疲労状態がどのくらいであれば、

どの程度のタイムで走れるのか、とか。

要はそういうことを明らかにするために走っているようなものなので、

それが、靴の効果で検証できなくなるのは、正直おもしろくない。

どういうアプローチをして、タイムを伸ばすか。

その中に、「靴で解決」は、ちょっと含まれてないんですね。

すこし風邪気味だとか、練習がしっかりこなせてないとか、

いろいろ万全ではないですが、

去年は足底腱、おととしは肉離れ、と、

ここ数年この時期は怪我で思うように走れていなかったので、

この時期、怪我がない状態であるのが、ものすごく貴重にかんじます。

目標は1時間13分台ですが、さすがに今の状態だと、

もう少しかかりそうな気がします。