まだやれる
5年間も同じチームで走らせもらい、
できれば最後は会心の走りで、
と行きたいところですが、
今の状態は、フルパワーの6割程度。
しかし、実力は落ちていても、
調子はいいのだから、序盤から行ったれ、と。
走り出して数百mで早くもピッチが落ちていくのがわかるも、
むしろオーバーペースを防げると思い、
その苦しさでキープ。
体感的には3分10秒ペースも、
足に伝わる衝撃は、明らかにそれ以下。
でも、20秒はかかってないんじゃないかなぁ、という
淡い期待を持って、ひたすら苦しさを我慢。
しかし、高校生たちはこんなおっさんにどんどん抜かれるし、
もしかして、意外と速いんじゃね、と
調子に乗り。
あっという間に7分が過ぎ、
おそらくあと1km程度。
あと3分我慢すればいいんだ、と、
フォームを立て直し、いよいよ中継所が視界に入る。
そして、襷を渡す相手はあの川内くん。
人生、何があるかわかりません。
こんなことが実現するとはね。
なんだか訳のわからない声をあげて襷を渡したのは覚えています。
その直後、川内くんも、
なんだか訳のわからない言葉を叫んだのも覚えています。
5年間、楽しませてもらいました。
これからもこの県駅伝は、
自分の中で最大の挑戦の一つになりますが、
確実に一つの時代が終わった感じがします。
区間のタイムは思いの外悪く、
3.1kmで10分28秒。区間12位。
ただ、スピード練習2回で、
昨年の全中さんよりも速く走れたので、
まだまだ体はやれるきがしました。
とにかく怪我です。
これだけを防ぎながら、
もう一度、自分の出せるギリギリの力まで立て直していきたいと思います。
2、3日休んで足底筋へのダメージを回復させ、
次は24日、3年ぶりのふかやハーフです。
そしてそれが終われば、
シーズン最大のイベント、
新ユニフォームでの多摩湖駅伝です。
