切れなかった
こういう時は、アップから流しまでが勝負。
一昨年も同じような感じで、アップの時にふくらはぎに負荷のかからないフォームを見出し、それを流しで実践→その流れでレース、に。
相変わらず厚底の感染は拡大し、
今週も、エース区間1区ともなれば、
タクミなんて靴はもう私のみ。
そんな中、号砲と同時に猛烈なスピードでスタート。
後ろからひっかけられないよう、最初の50mこそ高回転で脚を動かすも、
すぐにかかと着地を意識して、マイペースへ。
体感的にキロ3分20秒程度だったが、
呼吸の苦しさはもう少し速そう。
だが脚は大丈夫そうだし、この苦しさなら押していけそうだから、
そのまま集団に着く。
ペースが遅いのか、脚はよく動き、
次第に前の方から多くの「厚底」が落ちてくる。
一人一人拾いながら遠くを見ると、
高校生の集団がだんだん大きくなってきた。
あそこまで追いつくぞ、と気持ちを前に向け、
苦しさを我慢。
今回から1区が、昨年までの1、2区を合わせた区間に変更。
過去、どちらも走ったことがあるから、
大体の距離感覚は頭に入っている。
そんな中、昨年までの1区から2区への中継所地点へ。
時計を見ると、なんと22分14秒。
これは、一昨年1区を走った時と同タイム。
おお、これだけ脚を気にしながら、しかも距離は10km弱で、
かなり良いペースじゃないか。
ここから残り3km強で、このかつての2区は、昨年走った区間。
昨年も怪我を押して走り、10分25秒で走っている。
良いペースであることがわかり、元気も出てきた。
が、右足は使えないから、左と右二頭筋だけで押し通す。
そうこうしているうちに、遠くに中継所が見えた。
たのむ、このまま切れないで終わってくれ。
周りの高校生はガチなスパートをかけるも、
こっちはそんなことをしている場合ではなく、
ひたすら今のペースを維持。
そしてなんとか無事に2区へタスキを渡すと、
「ナイスラン!」と。
思わず時計を見ると33分25秒。
2区の部分は11分10秒かかったが、
この足の状態でこの記録はできすぎ君だ。
9.7kmと、本来10kmのタイムマイナス1分くらいでは行きたかったところだが、
かかと着地と向かい風でこのタイムなら、
満足しないとバチが当たる。
11月から続いているレース月間も、
いよいよここまで持ちこたえることができた。
しかも、レースを重ねるごとに走力も戻ってきている。
やはりレースは最高の練習。
この良いサイクルを守るために意識しているのは、
・疲れている時はポイント練はしない
・疲れていない状態でレースを走る
・膝から下の脚の状態に特に気を配る
この3点。
さて残すところは、
脚よ、もってくれ。
あ、なんでこんなものが・・・