ヴェイパーフライ ネクスト 0%
貯金を作り、繰り上げを阻止する。
それが今回のミッション。
去年は怪我もしていて35分台の後半。
今年は怪我もしていなければ練習も万全。
調子だっていい方に入る。
何も言い訳ができないから、ここで撃沈は相当凹む。
スタート列に並んでいると、周りは全員厚底組。
「会長さんも、これにしてみなよ。僕も最初嫌だったけど、今はもう戻れないから」
と甘い誘惑が。
そうだな、今日このおっさんグループに負けたら軍門に下るか、
とちょっと弱気。
スタートは冷静に、オーバーペースにならないよう、
1kmまでは様子見。
ところが時計を見ると3分6秒。
いやいやいやいや、それはないだろうと思ったところで、
おっさんの一人が、「3分15秒」と。
まあ、そんなもんだろう。
だけど呼吸はずいぶん楽だ。脚もよく動く。今日は行けるのか。
激坂に入ると厚底組は一気にペースアップ。
だがここで突っ込むと絶対にニクる、とここも落ち着いて。
そして、毎回思う距離の怪しい「5km」地点。
なんと、16分00秒。
いやいやいやいや。
ただ、絶好調時代、ここを15分57秒で通過した記憶が。
やっぱり今日は行けるんだと思う。
いよいよ1区の本番、上り区間が始まる。
少し脚が重くなってきたが呼吸は楽だからもう行けるところまで行こう。
落ちてきたランナーを拾いながら、ペースを保つ。
このままなんとか脚が止まらず持ってくれ、
と願った矢先、右ふくらはぎがピキっ。
マジかー。
このまま失速は嫌だけど、来週も県駅伝がある。
止むを得ず、フォアフットをやめ、かかと接地へ。
自分でもかなりペースが落ちたのがわかり、
数人に抜かれる。
それでもラストで時計を見ると、まだまだ余裕を残して33分台。
あんなにペースダウンしてもこれか。
嬉しくなり思わず謎のガッツポーズを見せ、Bたん。さんにタスキリレー。
もうこんなペースで1万を走れるとは思ってなかったので、
ちゃんとレースペースで練習してくればまだまだ行けるのか、と。
その後、Bたん。さんはチーム内最高区間順位で快走。
3区ふくしさんは、昨年を上回るタイムでの力走。
そして、急遽復活の場が巡ってきたやださんの、
執念のタスキリレー(3.35-3.45-4.00-4.30-2.15(ラスト500))
で、余裕を持ってあつさんへ。
体調面でかなり心配がされたものの、なんとこちらも昨年を上回る好タイム。
5分ほどの余裕を持って、悠々アンカー凸さんへ。
40分と見込んだ6区も大幅に上回り37分台。
終わってみれば、ここ数年で最も速い総合タイムで無事タスキは繋がり。
ここへきて、ヤクタのチーム力が相当高まった感あり。
ヴェイパーフライネクスト0%なチームでも繰り上げ阻止。
今日は朝早くから、ニュータイプさん、かげゆうさん、
サポートをありがとうございました。
次は多摩湖でやださんの走りを期待しましょう。
Angelさん、わざわざ付き添いだけに来ていただいて、ありがとうございました。
治ったらまた一緒に練習しましょう。
さあ、来週までにふくらはぎなんとかしなくては。