名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

フォーム改造?

先日の学会では、初めて長距離の
バイメカ的観点からの理論を学びました。

初日の講義を終え、Bたんさんと、
「でもさあ、長距離の場合って、自分から意識して走りとか変わんないよね。
 走力が付くから、走りも効率的なフォームになるんだよね。
 無理にフォーム変えたら疲れるし、げがすんでしょ・・・。」
と、素人にありがちな、自己理論を展開していました。

次の日は実技で、重力と地面反力を利用したフォームを習いました。
たしかに、これは画期的。
でも、かなりふくらはぎに来るから、実践投入は無理でしょ、
と懐疑的。

しかし・・・・・・・、

いや、違う!
この理論は正しい!!
もしかしたら、技能的な側面からも、長距離ははやくなるかも知れない!!

と、うかつにも
今日思ってしまいました。

いつもどおり、小金井Jogをしている時に、
ちょっと、フォームを意識してみました。

まず、ももは無理に上げず、
蹴りの後戻ってきた足を、腰の真下に踏みつけるようにおろします。
すると、自然に足裏全体で地面をとらえ、
腰から四頭筋の筋肉をわずかに使って、勝手に足が後ろに蹴りあがります。
下腿はほとんど使いません。
それでいて、膝の角度が、もっとも力を発揮できる角度になっているので、
必要以上に筋力を必要としません。
着地の位置が、以前よりも若干後ろになり、
足が流れるかなと、思いましたが、
逆に勝手に足が蹴りあがるので、
すばやく戻ってきます。
ストライドが狭まるので、当然ピッチは上がります。

ちょっと、信じられませんでした。

実技では前傾を意識させれましたが、
これでいくと、前傾をせずに、
結果的に前傾したのと同じ効果が得られます。

今までは、ペースがあがると、
無理にストライドを延ばす傾向があったことに気付きました。
その結果、無駄な筋疲労が下腿を中心に起こり、
ペースを長く維持することができないでいました。
ラソンで痙攣するのも、これが原因の一つだった気もします。

走行中、あきらかに最低限の筋だけを動員しているのが分かりました。
ふくらはぎがまったく疲れず、四頭筋も疲れません。

靴が軽いのと、調子がいいというだけではない気がします。

13日の5000mでは、あまり意識しすぎないようにしたいですが、
楽に走れるようなら、効果はかなり大です。