Ｆｏｒ Ｔｈｅ ＴＯＫＹＯ ７８
あえて「完走」ではなく、「生還」としたのは、
本当に命の危険を感じたからです。
八甲田山。
スタートして１２分、多摩湖に到着。
映画「八甲田山」のように、引き返していれば、
命は助かったものに・・・、
と、後で後悔しそうな光景が、
そこには広がっていましたが、
走りの本能が、「行け」（逝け）
と言ってしまいました。
「神はまたも試練をお与えになった・・・。」
長らく続いた故障期間のため、
最後に走った３０ｋｍ走は、
あの、忘れもしない、７．２９
「悪夢の拝島」にまでさかのぼらなければなりません。
つまり、約半年ぶりに満を持して走った３０ｋｍが、
再び、悪夢になりました。
多摩湖自転車道は、シャーベット上の雪が延々と続く、
最悪のコンディション。
とにかく、今日の目標は、
「故障をしないこと」
それのみでした。
できるだけ、着地をしっかりと行い、
足に不自然な力がかからないように、
一歩一歩、自然に着地しました。
着地をすると、靴裏のブロックパターンによって
圧縮された雪が一時的に固まり、
トラクションを得られるので、
ふくらはぎもしっかりつかって、
走りました。
できるだけ、ストライドを狭め、
ゆっくりと走った結果、
ペースはほぼキロ５分３０秒に落ち着き、
最後まで、そのペースを維持。
西東京市の折り返し点を過ぎると、
向かい風に変わり、
さらに条件は悪くなりました。
しかし、何とか、完走。
終盤、ふくらはぎが張ってきたので、
ペースを抑え、確実に走りきれるようにしました。
明日以降、どこにも痛みが出ないといいです。
２日、休みます。
「ＴＯＫＹＯ」まで、あと１４日。
トータル走行距離、４７７ｋｍ
