名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

餅は餅屋

イメージ 1

今シーズンは、久しぶりにトレラン、
特に標高2000m以上の高地を走るスカイランニングにいくつか出てみよう、
と考え、今日はその第1戦。

久しぶりにこっちの世界のレースに出ましたが、
参加者の「本気度」が数ランクアップしていて驚きました。

数年前は、おじさんばかりだったのにね。

若い人、特に大学生風の本気の人や、
それから、若い女性の人が増えたのが驚きました。


さて、レースですが、今回は菅平の45km。
急登を登る、いわゆる登山が3回入り、
そのうち2座(どちらもレース終盤)は2000mを超えます。
一度、麓に降りてからの登山になるため、累積標高は2500mを超えます。

そんなことがわかっていたので、
今回は、絶対に無理をしない、をテーマに、最初からジョギングモード。

ところが、31kmまでのコースは、非常に走りやすい道のりが続き、
登山も、ゆっくりジョグができるほどの緩やかな登り。
ジョギング、ジョギングと、言い聞かせ、
常に脚が軽く動くことを確かめながら、ゆっくりと走っていても、
次々と前のランナーを抜いていきます。

ああ、このレースはいいコースだなぁ、と31kmのエイドを終えて、
いよいよ最後の登山。

ここから様相が一変します。

ここまでに一度もなかったような急登が2km以上続き、
標高も本日最高を記録しました。
ここで完全に脚がやられました。

四頭筋がつり、痛みも出て来ました。

トレランの練習なんか、全然やってなかったからな、
では済まされないほどの痛み。
なまじ呼吸器系が鍛えられていたせいか、
登りではどんどん行けてしまった一方で、
筋力が追いついてこれなかったのです。

最高点を過ぎ、一気に下るコースに入ると、
もう太ももが痛過ぎて、走るのもままならず、
ウォーク&ジョグ。
当然、これまで抜いて来たランナーに豪快に抜かれ、
「これって、走る能力とあんまり関係ないスポーツだよな」と、
負け惜しみを呟きながら、みじめにゴールまで。

確かに、トレランやりながらおもっていたのは、
明らかに下りが速い人の方が有利、ということ。
登りでの差なんて、下りであっという間にひっくり返されます。
まあ、そういうスポーツだと考えれば、
単純に、自分には実力がなかった、ということなんでしょうけど。

ただ、自分が5時間50分以上かかったコースを、
一昨年、あのうえだるいくんは、3時間59分で行ってますからね。
バケモノです。


今日は31kmまではとてもいい練習ができました。
それだけでも収穫ありです。
最後の14kmは、なくてもよかったかな、というのが正直な感想です。