名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

トレランナーの謎

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実際には53kmほどは走った、
額面上50kmのスカイマラソン
なんとか完走できました。
自分の中では、おそらく、
練習も含め、最長距離のランニングでした。

経ヶ岳やら閾値走やらインターバルやらの疲れが、
先週、一気に噴出し、
このままだと、本当にトレランは大変なことになる、
と、異例の試合前2連休を取り入れたものの、
今日は、スタートしてすぐに体のだるさが、まとわりついた状態で、
これ、本当に50kmも走れるのかよ、と
まったく自分を信用せずに、
最初の登りをとぼとぼと。


前回大会は、
最後の根子岳登山で完全に脚がやられ、
両四頭筋の激痛のため、
帰りの10km下りに、
猛烈な時間を要した苦い思い出のあるコース。
今回は、5km距離が伸びたこともあり、
最後の根子岳登山を常に頭に入れながら、
自分の体と対話し続けました。

しかし、疲労の状態が想像以上に悪く、
初めからもう脚が重くて仕方がなく、
常に眠さにも襲われ、
20kmを過ぎたあたりで、
もう、最初の四阿山登山だけでやめてしまおうかと、
リタイアも念頭入れてのジョグを続けました。

それでも、
比較的脚の筋力には余裕があり(たぶん、経ヶ岳効果)、
急登は全て歩いたものの、
林間コースと、緩やかなアップダウンの続くシングルトラックは、
キロ6を超えるくらいのゆっくりジョグで繋ぎました。

そうこうしているうちに、
最初の分岐点のエイドへ。
ここでコーラを3杯飲んだら、
行ける気がしてきて、
まずは一つ目の登山へ向けて出発。
ここをなんとか無難にこなし、
まだ脚は残っている状態。

同じエイドに戻ってきて、
ここでやめるか、根子岳へ向かうか、
大きな選択を。
ここでも、コーラ3杯とチョコを3つ食べたところ、
一気に行けそうな気がして、腹をくくって根子岳へ。

そのまま、なんとか登りきり、
帰りのくだりは相当きつかったものの、
昨年ほどの痛みもなく、
なんとかゴールまで走り続けられました。

順位的には出走メンバーによるところが大きいので、
まああてにはならないとしても、
7時間近く、走り続けられたことは、
かなりの自信になりました。
序盤しっかり抑えれば、
ちゃんと最後まで持つということもわかりました。


ところで、
トレランレースでいつも思うことなのですが、
とにかく、こういうレースでは、
大変失礼な言い方なんですが、
あんまり強そうじゃない人が、
めちゃくちゃ強いんですよね。
強そうじゃない、っていうのは、
なんというか、あんまり体も絞れてないし、
フォームもひどいし、で。

いつもは、
くだりだけ飛ばして、
登りはすぐに追いつかれて抜かれるような、
「くだり専門」系のひとに抜かれることが多かったのですが、
今日は、ちゃんと登りも早い人に、
ガンガン抜かれていくんですね。

あの距離は、半端な練習では走りきれないはずですので、
日頃から結構トレーニング積んでると思うんですが、
みなさん、そろって、腕とか腹とか、
結構たるんでるんですね(失礼)。

毎年、こういう現実を目にすると、
トレラン、ってなんなんだろう、と、
なんとなく釈然としない思いを残したまま、
いつもレースを終えるのです。