名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

こいつはとんでもない

 

舐めてかかった部活靴。

こいつはとんでもない代物。

 

実は先週の閾値走30kmの疲れが相当酷くて、

おとといとりあえずショートをやろうと思ったところ、

あまりのだるさと脚の重さとで、流し3本で終わってしまい、

ついに疲労地獄が始まったか、とがっかりしていたところ。

 

幸い、昨日一回完休入れて、今日は復活。

そこそこ走れそうでしたが、あまり疲れを溜めたくなかったので、

200mのインターバルに。

 

まずアップでこのRCで走り出すと、

なんだこれ、硬!

ソウルが硬いと言うより、もうアッパー部もプラスチックみたいに硬い。

相当コストカットしてんなこの素材。

足音も「コツコツ」とヒールでも履いてるんじゃないかっていうほど硬質な音。

とにかくアップは足が痛くてしょうがない。

 

こりゃ失敗したわと、アップを終え、

そこから流しへ。

一本目は、まだ硬い。

ところが、走ってあったまったのか、流しの衝撃でほぐれたのか、

2本目から履き心地が激変。

フォアフットで接地すると、前足部が自然としなり、

土踏まず部に装着されているトルション部分がそのしなりから反発力をうみ、

グイっと前へ進む。

この、柔らかいわけでもなく、硬いわけでもない、竹のようなしなり具合、

これ、本当に5000円代の靴か。

3本目はさらによくしなり、さらに硬いと思っていたラバーがアスファルトをしっかり捉えて、

足裏のトラクションが全て推進力に変換される。

ジャパンブーストでは得られなかった推進力。

いや、匠戦でもここまで弾けるような走りはできんぞ、まじで。

 

そして、本番の200m。

一本目からぐんぐんスピードに乗り、35秒。

今日はキロ3ペースを切ればいいと思っていたのでこれで十分。

2本目以降も軽やかにスピードにのれ、35〜34秒くらいを維持。

インターバルも200mとったからかなり余裕はあったものの、

そこそこ呼吸は追い込め、結局いい感じで10本。

まだあと5本くらいは行けそうでしたが、

いつもの通り、「物足りないくらいでやめる」のが鉄則。

もう少しやりたい、がやめ時。

 

これまで、クッション性と軽さを兼ね備えた、

boostフォームに脚が慣れ切ってしまって、

こういう、戦闘モードの靴の履き心地を忘れてしまっていた。

足底やアキレス腱痛めるのも、柔らかいソウルがその要因だった可能性も。

接地時に足首から下がいったん沈み込むからね。

そうすると、無理やりグイッと足裏とアキレス腱で前へ進もうとするから。

とはいえ、この薄さと硬さの靴でジョグをするのはちょっと疲れるな。

ジャパンブーストはアップからスピード練までなんでもこなせて便利だったんだが。

 

そういう意味では、

元祖「アディゼロジャパン(皇帝モデル)」は、パーフェクトだった。

まだ、boostフォームが開発されていなかったから、

ソウルは適度な固さと柔らかさの素材。

かかとがちょい高めで、フロント部もそこそこのクッション性があり、

フォアフットにも対応。

それでいて軽量。

接地時も沈み込みが最低限に留められ、地面反力もそこそこもらえる。

スピード練も難なくこなせたしね。

 

 

それにしても、久々にスピード靴でかっ飛ばすのも気持ちがいい。

これはたまにやらんと。

ただ、怪我には要注意。

若くはないのだよ。