襷は繋がった
襷は4区で途切れた奥むさし駅伝。
今年も、怪我やメンバー不足で、
出走自体が危ぶまれ、
またもや途中棄権、
さらには、出走回避まで考えられる事態に陥りました。
しかし、直前になり、
怪我の回復や、のざさんの登場など、
チームとして走れる兆しが見えてきました。
そんな中で、まずは1区のスタート。
アップの時からやはり足は心配で、
フォアフットで全体重をかけるのは、勇気のいる状態。
なので、
足首で推進力を得るフォームを封印して、
その状態で維持できるペースで走ることに。
走り出すと、意外と足は痛まず、
ソコソコのペースで2kmを通過。
7分ちょいだったので、3分30秒ペースではいけてる計算。
しかし、こんなペースでも呼吸が苦しく、
しだいに足も動かなくなってきました。
ここまで衰えていたか、とがっかりするも、
とにかく今日は足を傷めずに走り終えることが最優先。
1区で走るには、悔しい位置でのレース運びでしたが、
とにかく、足の安全を最優先に。
中間点を17分台で通過。
これは35分台もいけるかも、
と思えたところで、
少し元気が出て、落ち気味だったペースも立て直すことができ。
周囲と競り合いながらペースを維持し、
なんとか35分台で2区あつさんへ。
4区に渡ったあたりで、
やださんに電話をすると、
10時13分30秒あたりでAngelさんに襷は渡った、と。
第5中継所の繰り上げ時刻、10時50分までは、
36分30秒。
Angelさんが18分、のざさんが19分では間に合わない。
これはさすがに厳しいか、
と、凸さんと時計を見ながら待機。
10時48分で呼び出されなければ、万事休すと判断。
しかし、
その48分になっても214は呼ばれず。
いよいよ、繰り上げ一斉スタートの準備が始まり、
スタートラインに集合させられそうになったその時。
「214」
きた。
この時すでに10時49分を回るか回らないか。
そうこうしているうちにのざさんの姿が。
凸さんの姿を確認したと見え、
猛然とスパート。
残り40秒。
一斉スタート組はすでに整列を完了し、
あとは号砲を待つのみ。
しかし、そうこうしていると、想像以上に早くのざさんが中継所へ。
凸さんが白タスキを投げ捨て、
襷渡し。
その直後、号砲。
襷は繋がった。
そのまま、凸さんは黄色タスキのままゴールイン。
ヤクタの襷はゴールまで運ばれました。
誰かがほんの少しでもスピードを緩めていたら、
繰り上げ一斉スタートでした。
そして、やださん&ニュータイプさんの付き添い、
凸さんみよこさんの連携プレー。
そのほか、各中継所での付き添いなど、
F1さながらのチームプレーが、今回の快挙を生みました。
今回も、遠路はるばる、
強行日程や、ご家族の体調不良を押してまで参加された皆さんには、
本当に大感謝です。
おかげさまで、平成最後の奥むさしまで、
繰り上げなしで走り切ることができました。