それでも抗い続ける
一日延期してのインターバル。
せっかく延期したんだから、ちゃんとやり遂げるんだぞ。
アップから脚が明らかに軽く、
キロ5を切るペースまで上がり、
いわゆる「疲労のない状態」の合格ライン。
一本目。
最終的にどこかで3分10秒まで到達できればいいのだ、
と、初めはムキにならず、アップのつもりで。
脚もよく動き、久しぶりに軽やかに中間点を。
しかし、やはり呼吸がつらい。
脚はまだまだ動くのに、呼吸が限界だ。
脚には余裕を持って終えられたものの、
タイムは3分12秒。
どう考えても、3分12秒のキツさじゃない。
二本目に入る前に、前方から見覚えのあるランナーが。
なんと、先日一緒にペース走をやった一人。
聞けば、朝イチで1200mを三本（3分18秒）やったので、
今日は軽く流しをして帰る、とのこと。
みんな、おんなじスケジュールでポイント練（しかも似たような内容）やってんだな。
はじめの200まで一緒にやります、とのことだったので、
同時にスタート。
相手は流しなのでペースが速く、それにのっかてしまったため、
若干オーバーペース。
だが、彼に見守られているので、
このまま撃沈するわけにもいかず、無理して押し通し、
3分11秒。
いや、本当に苦しい。
11月以降、あんなにレースペースで体に負荷をかけてきたのに、
全然、もどらない。
もどらないんじゃなくて、やっぱり、老化か。
心臓が、もうこれ以上速く動かせないんだ、きっと。
かなり脚使ってしまったので、多分無理だと思いつつ、
三本目。
案の定、すぐに疲れてしまい、200mでいったんやめ。
でも、遅いなりに三本やったほうがいいんじゃないか、と思い、
もう少しジョグで回復させてから、三本目。
ところがなんと、まさかの両足痙攣。
弱い、弱すぎる！
こんなんでつるなよ・・。
どっちみち疲労が限界を超え、ペースダウン。
最後は3分18秒。
でも、三本やれたのは良かった。
気持ちだ、気持ち。
もうこれで証明されたね。
レースペースで体を慣らしてきた。
疲労も抜けてる。
調子もまずまず。
なのに、3分10秒切れない。
いや、一本だけならいけるんだろうけど、
3分一桁か、ちょうどで三本いけてたあの日々は、もう遠い昔。
心筋が衰えたのだよ。
そして、これは戻るものなのか？
いや、戻る戻らないはもはやどうでもよく、
やるかやらないか。
やらねばさらに衰える。
だから、やるしかない。
脚力（あしりょく）で持ってけるハーフやフルなら、
ジジイでもまだそこそこ戦えるんだろうけど、
心臓で持ってく10000m以下は、ジジイにはかなり厳しい戦場。
だからこそ、挑む価値がある。
バーティカルも同じ。
だから、やっちゃえオッサン。
来週は、ショート入れるぞ。
