名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

今さらながら気づいたこと

今回のスカイレースでは、

走りながら、様々な気づきがありました。

これは、今後レースを走る上で、

自分にとってかなり重要な要素なので、忘れないうちに書きとめておきます。

 

まず、何はさておき、

とにかく疲労がある状態では、まともに勝負はできない、ということ。

11月に入ってからの3戦全て、走る前から「疲れていない」自覚がありました。

烏帽子も、上尾も、びわ湖も、走る前から、

それは、直前もそうだし前日とかその1週間とか、

とにかく「疲れていない」実感があること。

これは、かなり重要で。

練習詰めすぎて、疲れた状態が当たり前になってしまっていたので、

2017年の東京の頃のように、疲れていない状態をすっかり忘れていました。

 

自分の場合、慢性疲労が一線を越えると、ジョグすら走れなくなります。

「疲れていない」定義は、次のような条件でほぼ決まることがわかってきました。

・朝はすんなり起きれる(起きてめまいがするとか、起きた後すぐに寝たい衝動に駆られたりしない)

・走るのが億劫ではない(疲労が抜け切れないと、走るのが非常にかったるくなる。それに慣れてくると、そんなもんだろう、と麻痺してくるので注意)

・ジョグでキロ6分を切るのがしんどい(本当に疲労がなければキロ4分40秒くらいが楽に維持できる)

・すぐに座りたくなる

 

だいたいこの4条件が一つでも当てはまる場合は、ほぼ全てが当てはまることが多いです。

なので、これらの症状があるときは、もう休むしかありません。

逆にいうと、こうなる前に練習は抑えておくことが大事だということに、

改めて気づきました。

 

夏休みのような時間のある時に、

たくさん練習しようと、疲れていても無理して練習を重ねても、

疲労が溜まる一方で、ほとんど効果はないことがわかりました。

それなら、週1くらいでいいから、質と量を確保できる練習をいれ、

疲れが抜けるまで次の練習は入れない、

というサイクルの方が、よっぽど効果があると感じます。

つまり、それは今の状態です。

 

 

 

次に、ハーフマラソンのようなそこそこのいいペース(閾値ペース)で、

一定時間(60分とか20kmとか)走る練習を入れなければ、

筋肉の持久力は徐々に低下していくということ。

怪我が治ってから、

なんとなく、強度の高いインターバルとそこそこのジョグで戻せるんじゃないかと、

少し甘く見ていましたが、

閾値ペースとまでいかなくとも、3分40秒〜50秒くらいでのペース走を、

最低でも20kmくらいはやらないと、どんどん足が弱くなっていくな、

と実感しました。

一昨日のスカイレースですら、

こうした長めのペース走の効果を実感した次第です。

 

 

最後に、ロードならフル、

そしてスカイレースでは、

確実に栄養補給が必要であるということ。

ここ数回の山レースでは、ゴール後ほぼ毎回、

低血糖症状がでて倒れます。

以前、フルでもかすみがうらで担架になりました。

序盤飛ばしすぎたり、実力以上の結果を出そうとすると、

こうなることが多い気がします。

はじめは慢性疲労の影響なのかと思っていましたが、

症状を照らし合わせると、低血糖症状が最もしっくりきます。

これを防ぐには、やはり走行中の栄養補給をしっかりすること。

フルでも、30km以降に脚を持たせるには、不可決な要素だと思います。

トレランでは、エイドがかなりしっかりしていて、

少し油断していましたが、エイドの食事は消化吸収が良いものとは限らず、

すみやかに血糖を上げることが難しいものが意外と多いです。

フルの時は、必ずエネルギージェルを持っていくので、

それでゴール後の低血糖を防げていたのかもしれません。

そこで、山でも、エイドに頼らず、

自分でジェル系の消化吸収が良く、血糖値を上げやすいものを、

持参した方がいいと思いました。

思えば、フルでそうしてるんだから、山なら尚更だろう、

と当たり前のことに今さら気づきました。

 

 

こうしてまとめると、

なんだ、簡単なこと。

休養・練習・栄養

この3要素。

 

頭では分かっていても、これをリアルな場面に落とし込むのが、

意外と難しかったりするんですね。

 

 

リザルト出ました。

世界のウエダの異次元の速さ。

 

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