皇帝、墜つ
いや、今日はまさに大番狂わせ。
もう自分のレースよりこっちの方が興味があり、
この世界の若者たちのレベルがとんでもないところまできていることを実感。
いわゆる、高校、大学と陸上をやって箱根駅伝を目指す、
のではない方向に力をつけていくとこうなるのか、という良い例。
世界のウエダがまずその道を切り拓いたのだけれど、
着実にその下の世代が育っている、そんな印象。
いや、もっと言えば遥か昔に世界のカブラギが、
箱根から世界への扉は切り拓いていたか。
でも、それはあくまで箱根で鍛えた後の話。
今回の優勝者はいわゆる「スカイランニングネイティブ」な世代。
そっち(箱根、高校駅伝、トラックなど)とは無縁。
正直、おじさんにとって皇帝が負けたという事実は寂しいのだけれど(37歳だし)、
いつかはこの日が来るんだろうな、と。
ただ、それはウエダだと思っていただけにね。
最後におまけで自分自身のことを言えば、
今日はかなり調子が良く、最初から終始全開で追い込むことができ、
かなりの急登でも走る時間を長く取ることができ、
ゴール後はもうやり切った、という満足感。
でも、タイムを見るとトップから13分差。(皇帝からは12分差)
昨年の烏帽子はこれより2.5km長かったにもかかわらず、
トップから14分差だったから、
正直もう少し走れてもおかしくなかったのかもしれない。
スカジャパTVを見ると、48分台のズミさんのジャイアントウォールが異次元の速さなので、
あそこで離されたか。
女子にはもう1人負けたので、そこはちょっと悔しい。
(女子に負けたのが悔しいのではなく、負けていいのはズミさんまでだと思っていたので)
認めたくないけど、やっぱりVO2Maxが衰えてるんだろうな。
終盤の心拍数もほぼ限界値だし、呼吸も相当追い込んだ。
脚も最後までなんとか動いたから、今はこれ以上速くは走れない。
ちょっと25日の5000mが心配になってきた。