名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

お腹で走る②

で、どうしたかと言うと、
とにかく、脚を前に運ぶ際に、
ふくらはぎの力で斜め上前方に蹴りだすのではなく、
接地して体の中心から後ろに行った脚を、
太ももの付け根あたりの力を使って(だから、もう腹筋に近いところ)、
前に戻す感じを意識して。

初めは、全然慣れずにペースを上げられませんでしたが、
とにかく遅くてもいいので、丁寧にそこを使って走ることを徹底しました。


そして、だんだん慣れてきたら、
後ろに蹴り上げた脚は、
その流れのまま前に持ってこれるようになり、
そうすることで、膝も若干たたみ気味で戻せるようにもなってきました。
テコの原理から言えば、一番力のかからない場所(腿の付け根)を使って、
かつ脚をたたむため、モーメントも小さくなる(ハズ)と。

しかし、これまでは通勤ランのせいぜい10kmですから、
あまりその恩恵を受けている感じはしなくて、
正直、半信半疑。


ところが、
昨日は、10km、20km、と距離が伸びるのしたがって、
どんどん脚の動きがスムーズになっていき、
脚の使い方がこなれてくる感覚をつかみました。

すると、あることに気づきました。

接地したあと、蹴り上げた脚を戻す時って、
本当は、全然脚の力を必要としないんじゃないか、と。
ももの付け根をしっかり使って戻してやれば、
そこから下はほとんどぶらぶら。
こんなに力を入れなくてよかったんだ、と、
目から鱗状態。

そして、これまでいかに、太ももで頑張って、
脚を戻して前に進もうとしていたかに気づきました。
そりゃ疲れるだろ、と。



そうこう考えているうちに、30kmを通過し、
まだ全然脚動くじゃん、なんだこれ。

35km過ぎて、お腹の下の方が疲れてきましたが、
それでも脚はほとんどノーダメージ。

そしてゴールしても「あと10kmは行ける」感覚。

翌日も、脚の筋痛は皆無。
お腹の下がやたら痛いだけ。


本当に、脚使ってなかったんだと実感しました。


続く。