自分的疲労モデル
どうもこの時期、
こういうことをやりたくなります。
昨年の、ランニングフォーム研究に続き・・・
今日、走りながら頭に浮かんだ、
疲労モデル。
疲労を車のバッテリーに例えてみました。
疲労がなく、体感的にも客観的(つまり記録的)にも調子がいいときは、
バッテリーが満充電の状態です。
(下図)
この状態から、練習をすると、電力が減ってきます。
黄色はちょっと疲れて、十分なパフォーマンスが得られないライン。
赤は、少しの休養(充電)ではまともに走れることはできないほどのライン。
たとえば、今日のような60分のジョグや、
普通の練習であれば、下の図の程度くらいしか電力は消費しません。
この程度の消費であれば、一晩寝て栄養をとれば、
元通りの満充電になります。
しかし、40kmを走ったり、
20kmでもペース走レベルの負荷をかけたりすれば、
電力を一気に消費し、以下のようになります。
ここまで減ると一晩の休養で戻る電力は以下のところまでです。
そして、問題はこの状態でさらに40kmなどのロングや、
高負荷(おんたけなど)の練習をした場合は・・・
と、車に例えれば、エンジン始動さえままならないほどの、
「バッテリー上がり」を起こしてしまうと考えられます。
でも、そこを精神力でカバーすれば、走れないことはないのです。
で、またロングをやったり、山に行ったりします。
すると、完全に電力は枯渇し、その状態での練習は、
体に多大なダメージを与えてしまいます。
一方、充電の速さは、
トレーニングを積めば速くなることもあるでしょうし、
たくさん寝たり、栄養をとれば多少は速くなると思います。
逆に、ストレスを抱えていたり、
疲労が抜けにくい体質だったり、
不規則な生活習慣を続けていたりすると、当然遅くなるでしょう。
さらに、このバッテリーの容量を増やすのもトレーニングだと思います。
確かに、黄色のラインを切らないように練習していくことは大切ですが、
しかしそれだけでは容量の拡大はおこりません。
なので、たまには黄色を切るくらい追い込むことも必要です。
ですが、絶対に赤ラインは切ってはならないと思うのです。
黄色を切ったら、
次は満充電まで戻してから練習をしないと、
赤を切ることになり、結局トレーニングの効果が出ないまま、
慢性的な疲労に陥ってしまうのではないか、
というのが、今日頭に浮かんだ仮説です。
通常は黄色を切らないように。
トレーニング期は黄色を切ったら、
満充電に。
この、黄色を切るか切らないかの体感的な疲労は、
ここのところ、少しわかるようになってきた気がします。
その兆候が見られたら、
まだまだ走れても、しっかり休む、
ということを心がけようと思います。
ということで、
明日は休みます。