名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

自分的疲労モデル

どうもこの時期、
こういうことをやりたくなります。

昨年の、ランニングフォーム研究に続き・・・


今日、走りながら頭に浮かんだ、
疲労モデル。


疲労を車のバッテリーに例えてみました。

疲労がなく、体感的にも客観的(つまり記録的)にも調子がいいときは、
バッテリーが満充電の状態です。
(下図)


イメージ 1
この状態から、練習をすると、電力が減ってきます。
黄色はちょっと疲れて、十分なパフォーマンスが得られないライン。
赤は、少しの休養(充電)ではまともに走れることはできないほどのライン。

たとえば、今日のような60分のジョグや、
普通の練習であれば、下の図の程度くらいしか電力は消費しません。

イメージ 2
この程度の消費であれば、一晩寝て栄養をとれば、
元通りの満充電になります。

しかし、40kmを走ったり、
20kmでもペース走レベルの負荷をかけたりすれば、
電力を一気に消費し、以下のようになります。

イメージ 3
ここまで減ると一晩の休養で戻る電力は以下のところまでです。

イメージ 4

そして、問題はこの状態でさらに40kmなどのロングや、
高負荷(おんたけなど)の練習をした場合は・・・

イメージ 5
と、車に例えれば、エンジン始動さえままならないほどの、
「バッテリー上がり」を起こしてしまうと考えられます。

でも、そこを精神力でカバーすれば、走れないことはないのです。
で、またロングをやったり、山に行ったりします。

すると、完全に電力は枯渇し、その状態での練習は、
体に多大なダメージを与えてしまいます。




一方、充電の速さは、
レーニングを積めば速くなることもあるでしょうし、
たくさん寝たり、栄養をとれば多少は速くなると思います。
逆に、ストレスを抱えていたり、
疲労が抜けにくい体質だったり、
不規則な生活習慣を続けていたりすると、当然遅くなるでしょう。

さらに、このバッテリーの容量を増やすのもトレーニングだと思います。
確かに、黄色のラインを切らないように練習していくことは大切ですが、
しかしそれだけでは容量の拡大はおこりません。
なので、たまには黄色を切るくらい追い込むことも必要です。
ですが、絶対に赤ラインは切ってはならないと思うのです。

黄色を切ったら、
次は満充電まで戻してから練習をしないと、
赤を切ることになり、結局トレーニングの効果が出ないまま、
慢性的な疲労に陥ってしまうのではないか、
というのが、今日頭に浮かんだ仮説です。

通常は黄色を切らないように。

レーニング期は黄色を切ったら、
満充電に。


この、黄色を切るか切らないかの体感的な疲労は、
ここのところ、少しわかるようになってきた気がします。

その兆候が見られたら、
まだまだ走れても、しっかり休む、
ということを心がけようと思います。


ということで、
明日は休みます。