名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

ここではない

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本気で狙いに行った富士登山競走。

しかし直前で体調が崩れ、
その影響がもろに出た結果となりました。


アップの時から、坂道を走るとすぐにしんどくなり、
こんなんで累積3000超えなんてできるわけがない、と。

中枢性の疲労が限界に達した後、
そのタイミングで休養を入れた時によくなるパターンで、
筋の疲労は全くないものの(後になってそうではなかったと気づく)、
筋に収縮の指令を送れなくなっている感じの疲労
常に睡眠が足りてない感じがし、
頑張ろうと気持ちが込められない状態。


直前で五合目打ち切りが発表され、
ほとんどのランナーからため息が漏れるも、
内心、これならいけるかも、と。

しかし、毎年楽しみにしている宮下さんのエールを聞いても、
テンション上がらず、
今日は本当にやばい日かも。


スタートはエリートゼッケン選手のすぐ後ろにつけ、
スタート後の唯一の緩い下りでレースペースまで上げる。
一瞬、キロ3分20秒くらいまで上がるも、
すぐに上りに差し掛かり、
3分46秒、4分00秒と、
徐々にペースは落ちる。

浅間神社から本格的な上りが始まり、
ついにキロ5分までペースダウンも、
周囲に結構な集団がいてそれに食らいつく。
しかし、すでに足はもう動かなくなってきて、
ペースの維持がきつくなる。

途中でタイムを見ると、
馬返し50分ギリなどとんでもないペースだということに気づき、
一気に気持ちが切れる。

そんな気持ちにはお構いなしに勾配はどんどん急になり、
ますます足に力が入らなくなる。
ただ、筋の疲労だけはないのが幸いで、
歩くほどまではペースは落ちず、
なんとか馬返しを52分台で通過。

さあ、山登りだ。

5月の上田や県庁合宿の男体山の勾配がヤバすぎたので、
なんだか坂が楽に感じ、いいピッチで登れていく。

ロード区間に比べて勾配は圧倒的に急なのに、
足はむしろ楽で、
WALK &JOGで標高を稼ぐ。

これが「山用の脚なのか」、と
数ヶ月続けた山練の効果を実感。
疲労で足は動かないものの、
勾配に対する筋力には、
これまでの富士登山で最も余裕あり。

途中から追い上げてきたおっさんがいいペースで引っ張ってくれ、
その後の山岳区間は思いのほか軽やかに。

しかし、最後の最後で左ハムと右ふくらはぎが同時に攣り、
そこでペースダウン。
35分を切れたかもしれない中で、この痙攣は痛かった。

さらに、序盤のロード区間をかっ飛ばしたせいで、
右ふくらはぎ、アキレス腱近くの痛みが発生し、
やはり、これまでのポイント練疲れは相当残っていたのだな、と。


この出走メンバーで順位46位は、
昨年の51位を上回ったので、十分満足なのですが、
初出場の五合目コースは、1時間35分。
数年前の五合目打ち切り時は、なんと1時間32分(馬返しは50分で通過)だったことを考えると、
自分の目指す位置はここではない、と。

今日の疲労状態であれだけ山を走れるなら、
体調次第でまだまだ30分ギリは狙えると実感。
つまり、山頂コースに換算すれば、
3時間10分ギリ。


と、また次を目指すための目標は、
そこそこ大きく持たないと。