名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

ペースメーカー

人生初のペースメーカー、
想像以上に難しく、そしてとてもやりがいのある、
「仕事」でした。

結果的にサブスリーが達成できればと思い、
スタート直後のごたごたでできてしまった「借金」のことは、
あまり気にせず、徐々に挽回していく形で、レースを展開。

集団が落ち着き始めたところから、
キロ4分10秒を切るか切らないくらいのペースを維持。
久しぶりに走るフルは、「正直長いなぁ」という感覚。

20kmが近づいて来た頃に、
ようやく、「サブスリー集団」が見え始め、
自分たちの借金がなくなりつつあることを知り。

区間によっては距離がいい加減で、
ペースの増減なのか、距離の問題なのかは別として、
結構なラップ変動があり、あつさん大丈夫かなぁ、と。
時折、こちらに並ぶ様子が見られたので、
これはかなり余裕がありそうだと判断。

中間点は、1時間59分21秒と、
通常なら「終了」な通過ですが、
序盤の借金を考えれば、このあとこのペースを維持すれば、
十分達成可能と判断。

30kmまでそのペースを維持。
ここから、仮にキロ5に落ちても、3時間1分の状態。
なので、なんとしても、
キロ4分半を超えないように。

35kmまででやはりラップは落ち、
キロ4分20秒台が頻発。
それでも、まだまだ貯金はある。

ラスト5kmをきり、
流石にあつさんの足取りも変わり、
表情にも苦痛の色が。
うーん、中盤、無理させすぎたか・・。

ラスト3kmで3分24秒まで落ちましたが、
逆にその程度で済んでいたことに希望を持ち、
もう一度ペースを立て直せるぞ、と。

ラスト2kmで明らかにペースアップ。
そこでサブスリーが見えたせいか、
ラスト1kmではさらにペースアップ。

この最後の5kmは、
体力と残りの時間との、ギリギリのせめぎ合いを、
肌で感じることのできた、貴重な時間でした。

ラス1で、目標達成を確信。
ゴールタイムは、2時間58分10秒台。
序盤のごたごたがなければ、56分台の力も十分あると思います。


ペースメーカー、
責任重大ですが、
これほど楽しいものとは思いませんでした。
むしろ、自分のベストタイムと同じくらい嬉しかったかも。

ただし、
よほど調子のいい時でなければ、
これはできません。
あと、自己ベストのプラス20分までですね。
プラス10分のペースメーカーは、
こっちが自滅する可能性が高いです。


兎にも角にも、
あつさん、ふくしさん、
自己ベスト、おめでとうございます。