名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

前泊なんだなぁ

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今年も、大好きなレース、富士登山競走が終わりました。

昨年は荒天のため、山頂へ行けず。
2年ぶりの山頂トライアルとなりました。

スタート前恒例の、宮下さんのエール(ググってみてください)。
毎年聞くたびに、感情移入してしまい、
これだけ気持ちの昂ぶるレースも、そうそうないな、と。
70年の伝統ある大会、他のどのレースとも似ていない特殊な大会。
本当に、不思議な魅力のあるレースです。


一昨年の惨めなレース展開よりは、
なんとかましな走りがしたい、と思っていましたが、
とにかく脚の疲れが酷すぎます。
ちょっとでも疲れた状態では、
返り討ちにあう過酷なコース、甘くはありません。

スタートしてすぐに始まるロードののぼりが全く走れず、
今日はもう勝負にならないなと、暗雲が・・。

初めのロード、そのあと馬返しからの登山区間は、
とにかく後半の山岳レースに備えて、歩幅を詰め、
ちょこちょこと省エネ走法で温存。

ところが、五合目は一昨年よりも3分近く速い、1時間39分台。
これには驚き、そしてその時点での脚の残り方を考えると、
もしかしたら今日は行けるかもしれない、と。


七合目手前から始まる山岳区間は、
正直全く記憶がなく(それもそのはず、一昨年は意識朦朧)、
こんなにきつかったっけか?と、ちょっと弱気に。
(吉田口から登ったことのある方はわかるとおもいますが、
あそこは登山というより、岩登りですからね。)

しかし、脚はまだまだ動き、
そして標高3000を超えてもまだまだ呼吸はきつくなく、
意識もはっきり。
八合目、九合目、と歩を進めるうちに、次第にペースダウンし、
数名に抜かれるものの、とにかくこのままこのまま、と。

ラスト600m(道のり)を切ったところで、山頂が見えましたが、
ここから、さらに傾斜がつき、急登が開始。
今日一番のきつさ。
ついに四頭筋も終わり、気持ちだけで登ることに。

最後は若干傾斜が緩み、
気力を振り絞ってランと笑顔を維持してゴール。
やっぱり、前泊は大事だね。


3時間17分27秒は、
自分の実力としては、このレースを制した気がして、
東京に続き、こちらも「決着」がついたかな、と。
ちなみに、3時間ギリの人たちは、
トレラン雑誌にも載っちゃうくらいすごい人たちなので、
その領域は、まあ無理でしょう。


そして、問題の下山ですが、
これが、前回を上回るしんどさ。
バスの中で猛烈に気持ち悪くなり、
イベント会場の体育館で1時間も爆睡。
おそらく、低血糖になりかけたようで、
気持ち悪さを押し殺し、無理やりそばだのうどんだのをかき入れて、
ようやく回復しました。


さて、来年は何を目指しますか。