名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

ここから上を目指すなら、どうしても避けては通れない課題

「本当はもっと速く走れるのに」
という言い訳になってしまうため、
撃沈した時には決して言いたくはなかった事実。

フルマラソンで2時間40分を切ったら、
そこで明かすべきだと思っていた事実。

撃沈の言い訳をこれのせいにした時点で、
自分は自分に敗北する。
何度となく、フルマラソンの終盤で歩きながら、
それを考えてきました。

11月のさいたまでは、
さすがにもう40分は切れないと思い、
敗北宣言をしてしまおうかと思いました。
その方が、「なんであいつはあんなに走れないんだ」という、
みんなの疑問に誠実に答えられるような気がしたからです。

しかし、思いとどまってよかったです。



5000mやハーフマラソンのタイムから考えて、
あまりにもフルマラソンが遅すぎること。
フルマラソンのタイムを、あれほど縮めたいと思っているのに、
なぜ、あの程度の練習しかしないのか、ということ。
インターバルや、閾値走が、
なぜいつも、予定していた本数、距離をこなせないのか、ということ。

実は、これらには皆、共通した明確な理由がありました。


別に、自分だけが分かっていればそれでいい、とも思っていました。

しかし、こうして多くの人とトレーニングやランニングに関しての、
普遍的な理論の構築に向けて話し合いを進めていく中で、
どうしたって、自分自身のやってることと結果、描いている理論とに、
大きな齟齬が生まれ始めていることに気づき、
それを分かっていながら、理論だけを述べることは、
まずは誠実ではないし、
そんなことよりも、今後自分がさらなる上を目指していく時、
このことを抜きに理論を構築していくことは、
実際問題不可能であると判断しました。



昨日のレースで、
20年来の自分との戦いに、一区切りがつきました。
だからこそ言えることがあり、
それを明らかにする時が来たのかな、と思います。