名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

やめなかったことが何よりの収穫

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50kmという距離もそうですが、
トレイルを走るので当然時間は5時間を大きく超えてくるので、
そんなに長い時間体を動かし続けられるのか、
そして何を考えるのか、
全く想像もできないまま、そんなことを考えてもしょうがない、と、
そんな状態でスタート。

奥久慈の苦すぎる経験から、
とにかくペースは絶対に上げない。
「遅すぎる」と感じても、それくらいがちょうどいい、
と言い聞かせて走り続けることに。

最初の10kmは全てロード。
ここは気持ちよく流し、10km過ぎからいよいよ本格的トレイル。
いきなり急勾配の「登山」が始まりましたが、
無理に走らずゆっくり歩く。

その後、短めの登りくだりと時々ロード、
という区間が20kmほど続き、
今にして思うと、ここが一番楽な区間でした。
残りはまだ20kmあるのに、もうかなり終わってしまった気持ちになりましたが、
それを振り払い、もっとも危惧していた30~40kmへ突入。
ここは一度ロードに出たので、なんとなく調子に乗り、
それが命取りになりました。

35km手前から今回最大の山場が残っており、
延々と続く登りのトレイル区間
ここで急に体が動かなくなり、山奥で一人うずくまる始末。
本当に進めなくなり、もうリタイアするしかない、と決意。
でも、誰も助けてはくれないので、気力を振り絞って、
いつ終わるともわからない登りを、何度も立ち止まりながら進み、
ようやくエイドに到着。
ここでジュースを500ccほど飲むと、一気に回復し、
この症状が脱水だったことに気づきました。

ラスト10kmは「聞いてない」トレイル区間がありましたが、
なんとか脚は残っていたので、最後のロードは快調に走り、
人生初の50kmを走りきれました。

6時間32分は、常に体を動かし続けていたので、
意外とあっという間でした。

途中、本当にやめようと思った中で、
最後まで走れたのは大きな収穫でした。


これで今年の山は終了。
ここからは、フルマラソン、そして多摩湖駅伝に照準を合わせていきます。