名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

「がんばれ、東北」 その229

結局、着地がすべてなんだと思うんですよね・・・。
 
着地した時点で、もうフォームは決まっている。
 
そして、マラソンのダメージの大半は、着地のダメージ。
 
 
2008年の改造では、
「着地位置は重心の真下付近」
「膝関節角度は120度付近」
「気持ち前傾」
を意識して、以前よりも効率よくスピードを出せるようになったとは思います。
 
しかし、最近思うのは、
その着地をしたときに、「どこの筋肉をつかっていたか」
が大問題だったな~、と。
 
言うまでもなく、着地はコンマ0何秒か後にはすでに推進力に変わっているわけで、
できるだけ着地で使った筋力はそのまま推進力につなげたいのです。
着地における耐衝撃力≒反発力、が理想だと思うのです。
 
ところが、レースのように高いスピードが要求されると、
どうしても着地を急ぐんですね・・・。そして、体が前傾しすぎる・・。
 
そうすると、大腿に比べて筋力も筋量もすくない、
下腿が使われる割合が増えてしまうんですね。
 
ハーフくらいなら、それでも何とか持ちますが、
フルとなると、30km過ぎにはもう痙攣が始まります。
もっと、大腿の動員率を上げなければならないな、と・・・。
 
かといって、大腿を使うには、重心を少し後ろに下げる必要がありますし、
膝関節角度もやや深めになります。
そうすると、スピードは思うように上がりません。
 
 
しかし、今年に入ってのJogで、
その微妙な着地点が見えてきました。
 
着地したときに、
明らかに大腿四頭筋(特に内側)で路面をとらえる着地点があるのです。
しかも、足底はフラット。
重心も前過ぎず後ろ過ぎず、
着地点が数ミリずれてもダメ。
 
この着地点に着地した時の反発力は、明らかに違います。
そして、ふくらはぎへの負担がほとんどないことも見逃せません。
そのかわり、どこに来るかというと、
臀部なのです。
なるほど、そこを使っていたか・・、と。
 
以前までのフォームでは、体感ですが、
下腿:大腿が3:7くらい。(まあ、実際には体幹とかもつかってるんでしょうが)
しかし、最近のフォームでは、
下腿:大腿:臀部が1:7:2くらい。
下腿に負担がかかり始めるのは、
蹴りだす瞬間だけです。
 
いまのところ、この着地の成功率は、
右脚で5回に3回くらい。
左脚で5回に1回くらい。
 
この成功率を上げていくのがポイントかな、
と、勝手に思っています。
 
 
ちなみに、箱根を見ていて、
これがめちゃくちゃきれいにできているかも!
と思う人が一人いました。
 
 
山の神です。