名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

開眼

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今日はゴールタイムもうれしいですが、
それよりも、初めてフルをまともに走れたことのほうがうれしかったです。

というのも、あることに気がついたからです。

これまで、何度となく30km過ぎで急激にペースダウンし、
その結果急激に冷やされた筋肉が痙攣するというパターンを
性懲りもなく繰り返してきましたが、
今日はそれを防ぐ術が、垣間見られた気がしました。

ポイントは、20~30kmの走り方。

これまで色々な人が言っていた
「マラソンは35kmから」
「本当の勝負は37kmから」
「いや、本当にきついのは40kmから」
などという常套句。

それらの言葉の裏にあったのは、
実は20kmから30kmまでの走り方にあったのではないか、
そんな気がしました。

20kmから30kmまでの区間は、
半分を切るということから、どうしても、頭の中で
「あと半分、よしいくぞ」
みたいなスイッチが入ってしまいがちです。
しかし、これが大きな間違い。
20kmから、あと22kmもあるのです。
ただでさえ、22kmも走るのは元気なときでも相当な負荷がかかります。
だから、20kmを超えたら、
ここから22kmのレースがスタートなのです。

今日は中間点まで、盲人の部の高橋選手にぴったりついて走ったおかげで、
かなりきっちりとしたペースを維持できました。
しかも楽に。
その結果、中間点は1時間23分ちょうど。
かなり余裕があったので、
「あ、このままペースを維持するだけで46分はでるな」
と、精神的にゆとりができました。

まだ高橋選手にはついていけそうでしたが、
体調が悪く、足が重かったので、ここであえて集団から離れました。
「キロ4維持でも十分」
そう思い、かなりリラックスして、ペースを維持しました。
すると、25km過ぎからだるさが抜け、
いっぽいっぽ、しっかりと歩を進めることができました。

ここで体力を回復させる事ができ、
30kmを過ぎても、まったく足に来ることはありませんでした。
35km過ぎは、さすがにペースも落ち、痙攣がおき始めましたが、
いつものようにガクっとペースダウンするほど疲れることもなく、
いつでもスパートをかけられるだけの余裕を持って、走れました。

最後、やや早めにスパートをかけてしまい、
41kmですべてが切れてしまいましたが、
最後の1km、気持ちでカバーし、
ついにキロ4イーブンを上回ることができました。

ただ、夏場の走りこみ、フォーム改造、冬場のインターバルと、
それなりの対策をとってきたこともベストが出た要因だと思います。

 10km 39分27秒
~20km 39分12秒
~30km 39分54秒
~40km 40分57秒

トータル 2時間48分32秒