名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

作戦

私も、長距離を続けて
かれこれ20年以上になり、
かなり初期の段階から、長距離を走るコツは
前半抑えて、後半上げる、
いわゆる「後半型」を信奉し、
実際にそれである程度の成功を収めたクチです。

昔の話ですが、5000mのベストもそうした
ネガティブスプリットで更新し続けてきました。

で、今日の尾方。

間違ってはないと思います。
自分がもしああいう展開になっても、
そうするしかいないと思います。

しかし、結果的に序盤から先頭集団から離れたところに
つけ、後半に温存した作戦が、
終盤のメダル争いに遅れをとった気がします。

いや、暑さのなかでも序盤から先頭につき、
それでも終盤まで優勝争いができる力こそが、
ワールドクラス、なのかも知れません。

高橋尚子野口みずき
女子は、ラドクリフ同様、
すでにその力をつけています。

男子はトップクラスはすでに2時間3分台が射程圏内。
その中で、序盤から勇気を持って「攻める」ことができる
ランナー。
将来的に、日本人ランナーで、それができるのは、誰か?

10000mにでる、竹澤君に、
密かに期待しています。