名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

大人の遠足 その2(その1は奥久慈です)

富士登山から中6日で合宿に突入し、
正直、今回ばかりはまともに走れないだろうなと、
楽しみ半分不安半分で臨んだ妙高合宿。

初日は、残りの2日間が確実にエクストリームな場所を走ることになると確信し、
抑えに抑えた野尻湖2周。
本来1周は15kmですが、道を間違え、2周で27kmほどになりました。
ゆっくり抑えた走ったためか、
若干疲れが抜けた感じで、初日を終えることができました。


二日目は朝一で予想通り山ラン。
標高2500m超の山、火打山妙高山を数時間で登頂。
二日目から、「彼」と、今回は彼の練習パートナーさん(フル2時間20分)の方も合流したので、
かなり緊張感のある行程となりましたが、
なんとか最後までついていくことができ、
7時間を超える練習を終えることができました。
距離的には26kmですが、累積標高は3000mを超えましたので、
かなりハードな練習になりました。
イメージ 1
 正面の火打山を目指す途中。こういう区間が一番気持ちよく走れます。


そして、最終日は、山ランとロードを合わせた最も過酷な練習。
初めは確実についていくのは無理、と思ったので、
さすがに別メニューにさせてもらおうかと思いましたが、
行けるところまで、と覚悟を決め、練習決行。
まず標高2000mの黒姫山に登り、その後1時間かけて下山した後、
宿泊地までの10kmのロードジョグ。
ところが、下山はトレランのスキルが生き、
最後のロードでも結局追いつかれずにゴールすることができました。


この2日間、自分一人では絶対に企画も実行もしない練習をやることができたのは、
やはり、「ワールドクラス」の彼が枠にとらわれない練習方法を実践してきたおかげです。
そして、こんな40過ぎのおっさんが、
一流も一流のランナー二人に混ざって練習させてもらえるありがたさも実感しました。

山を登る力は、心拍数を上げるという点では持久的能力の向上につながると思いますが、
単純に水平移動の持久力を上げる(つまり走る筋肉を鍛える)ことにはそれほど繋がらないという、
印象は持っています。
それでも、幾つもの山を越えながらたどり着いた水場で雪解け水を飲んだり、
ゴール地点で天然の露天風呂に入ったりした経験は、
この歳になって初めての体験ばかりで、
レーニング以上の価値を感じた3日間でした。