1500mから42.195kmまで、共通する因子は何か?
そして、最後に測定した1500mの記録は、
大学の入学試験にまでさかのぼります。
そして、今日22年ぶりに測定した1500mは、
その入学試験と同じ会場でした。
ムシロからブルートラックへ。
20年という時間の長さを物語る大きな変化です。
18歳で走った1500mは、4分27秒(やださん記憶)。
そして、40歳で走った今日は、4分21秒。
22年経って、自己ベストが出たことになります。
でも、22年で6秒、です。
もう、悟りの境地ですね。
さて、今日、
久々にからだがバラバラになるかと思うようなスピードで走りながら、
今このスピードを維持している力と、
3週間前、2時間40分も走り続けた力とには、
何か共通点があるはずだ、と、
薄れゆく意識の中、そんなことを考えていました。
なぜなら、
マラソンの練習しかしていない人間が、
こんなペースで1km以上も走れる、というのは、
何か共通因子があるはずだと思ったからです。
しかしそんなことは、
とっくの昔に、ダニエルズさんが因子を抽出して、
相関を調べているはずです。
そうしてはじき出された指標が
VDOTであり、その根拠となっているのが、
最大酸素摂取量であると、理解しています。
つまり、この有酸素性作業能こそが、
中・長距離を走るためのベースとなる能力で、
最大の因子であると思います。
もちろん、フルマラソンを走りきるためには、
この能力に加え、
いかにグリコーゲンを使わずにエネルギーを算出させ続けるか、
といった能力が必要になるため、
1500mの練習だけでフルが速くなるわけではありません。
でも、フルにも千五にも共通している能力があるのも事実です。
来年度は、さらにこの部分に注目して、
1500mからフルマラソンまでオールラウンドにこなせる、
レンジの広いランナーを目指したいなと、
あらたな到達点を見つけた気がしました。