名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

サブ3

3時間ではなく、3分切り。

もっと世の中的には騒がれてもいいと思いますが、
そんな日本の現状が、ある意味低迷しているマラソン界を象徴していますね。


アフリカ勢の、人種としての強さは間違いなくあると思います。
DNAの力も、かなり大きいはずです。

でも、日本人も一時期は6分台まで来れました。
その少し前は、世界記録も5分台でした。

そのころの日本人よりも、今の日本人ランナーの方が、
力が劣るとは、あるいはトレーニング内容が退化しているとは、
到底思えません。

なのに、どうしてこれほどまでに、
世界との差が広がってしまったのか。
いろいろ考えて・・・。


思ったのは、
やっぱり、金かな、と。


ナイキやアディダスが資金を投入して、
ラソンランナーキャンプを運営しています。
街に出て、有望な若者を見つけると、
すかさず青田買いしてきます。
そうして集めてきたランナーに投資して、
オリンピックランナーを育てるのです。
結果を出せばボーナスがもらえる。

つまり、ケニアエチオピアで、
ラソンランナーとして大成することは、
一攫千金なんですね。


そりゃ、いいランナーが育つわけです。


日本では、いくらマラソンで速くなっても、金になりません。
公務員の人が一番速いくらいですから。


かたや、野球やサッカーで大成すれば、
それなりのマネーを手にすることはできます。
だから、イチローやマーくんみたいな、
ワールドクラスの選手が育つんだと思います。


あと、今、日本人が世界で通用するスポーツは、
みな、クラブチームがしっかりしているところです。

野球、サッカー、水泳、テニス。
けげくんのクラブチームが都内最強(国内か?)なのも、
それを裏付けています。

つまり、本当に世界と戦うには、
ブカツじゃだめ、なのかもしれません。


そういう意味では、
学生時代からしっかり取り組めるクラブチームがあれば、
もしかしたら、短距離や跳躍だって、
世界と対等に戦えるようになるのかもしれませんね。