名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

神の御加護が・・・

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チームとしてのレース詳細はサイトに譲るとして、
ここでは、私個人のレース展開を・・・。

スタート前:
アップ時に早くも「彼」を発見。
沿道にはたくさんの人だかりが・・・。
さちさん、かげくんも私そっちのけで「山の神」の追っかけに・・・。
(ちなみにこのとき、元箱根ランナー「たきざわさん」に偶然遭遇!)

整列:
ナンバーカード170番台にもかかわらず、さりげなく2列目へ。
なんと、偶然(意図的に)「彼」の真後ろを確保。数分間、「神のオーラ」を浴びました。
(沿道に駆け付けた100人近いギャラリーの写メには、間違いなく私が写っていたことでしょう)

スタート直前:
周りは全員、箱根ランナー。こんな緊張感は初めてです。
なにが緊張するかって、ちょっとでも遅れたら「轢かれ」るのです。
「迷惑野郎」にならないためにも、
スタート後、最低でも10秒間は「箱根のスピード」を維持しなければ、
というプレッシャーです。

号砲:
スタートは、自分的には間違いなく100mのそれでした。
焦ったのは、最初の5歩で両四頭筋がつりそうになったこと。
それほどのスピードでした。つまり、全力疾走。
それでも追い付きません。
100mは粘って、「来年の表紙に!」計画も、5秒で消えました。

我に返る:
スタート10秒後には、すでに集団のわきにずれ、
名だたるエリートランナーたちに道を譲りました。
そして気づくと、呼吸してないじゃん!
落ち着け、これは10kmのレースだ!
なにを勘違いしている・・・。
1kmはおそらく3分フラットで通過していたと思います。
なのに、先頭はもう見えません。

もう一人の元箱根ランナー:
ようやく、今日が何の日かを思い出し、
まじめにタスキを運ぶことにしました。
2kmを過ぎたところで抜き去られたランナーが、
自分の出身高校のOBチーム。
事前にプログラムでチェックしておいたので、
彼が「あの」T岡君であることはすぐにわかりました。
T岡君といえば、W大学で箱根のアンカーを走り有名になった選手。
こんなところを走っているということは、
もう本格的な競技はやっていないのでしょう。
それでも、いいペースで走っていたので、「後輩に胸を借りるつもり」で、ついて行きました。

失礼な発言:
さらに走ると前方には、あの名門「さく○せい高校」のランナーが・・。
「え、なんでこんなところに?」と思ったのは私だけではなかったようで、
沿道からも、「おい!さく○せい!なんでこんなに遅いんだ!」
という失礼な発言が・・・。
「おっさん、その子にも失礼だけど、俺にも失礼だよ・・。」

「神の力」が・・!:
予定通り、下りきるまでは余力を残し、
いよいよ「山」が始まりました。
のぼりに入ると、不思議と体に力がみなぎり、
ぐいぐいと坂を登っていくことができました。
中間点は、15分44秒。
「い、いける・・」
そう確信し、ここでギアチェンジ。
T岡君と、失礼な発言を浴びせられた高校生は、ここでついてこれなくなりました。
これはもしや「山の神の力」?
そうとしか思えない上りの強さが突然舞い降り、
第1中継所へ向かってひた走りました。

名物、ニセ「ラスト1km」:
上りで若干飛ばし過ぎて、テンパリ気味でラスト1kmを迎えましたが、
それでもタイムは28分45秒。
「31分台、でるじゃん!」
ラスト1kmでこういう希望がわくことは重要です。
Bたんさんとそん色のない走りをするためにも、31分台というのはかなり大きなポイントです。
体力的には終わっていましたが、精神的には復活しました。

ダ・マ・サ・レ・タ:
そして、「彼」に遅れること4分弱、
無事、あつさんにタスキを渡しました。
そして、時計は・・・。
32分15秒。
「ラスト1kmじゃないじゃん!!」

目標達成:
しかし、戦前目標に掲げていた32分30秒は大幅に更新し、
なんとか今日の仕事は果たしました。
10kmに換算しても、おそらくベストに近い走りだったと思います。
きっと、スタート前、「彼」からエネルギーをもらったのでしょう。
きつかったですが、手ごたえの感じられる走りができました。
それにしてもBたんさん、ここを31分27秒で走っていたのですから、
ただものではありません。
やはり、Bたんさんの代わりは務まりませんね・・・。