名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

勝てる今のうちに・・・

今日の女子マラソンを見ていて、
「そういえば、15~6年前までは、男子もこうだったなあ」
と、まだ男子も日本人が戦えていたころを思い出しました。

あのころは、まさかマラソンが今のようなことになるとは、
想像できませんでした。

女子も、おそらく向こう10年以内に、
確実にとんでもない事態になると思います。

高橋選手や野口選手のすごさを否定するわけではありませんが、
彼女たちが20分を切れるのに、
5000m、10000mに出ているエチオピアケニアの選手が、
19分台、17分台が限界なわけがありません。
あのトラック組が、こぞってマラソンに転向したら、
今の男子と同じことになるのは明らかです。

まだ、エチオピアケニア勢が
ラソンに「2軍」を投入している今のうちに、
来るべき「スピード化」に対応しておかなければならないのではないかと、
他人事ながら、感じました。

その「スピード化」の流れに一番近いのは、
個人的に福士選手だと思っています。
国際大会で、必ずといっていいほど飛び出てしまう、
あの性格をもう少し何とかすれば、
次回の世界選手権あたりで、楽しみな走りをするような気がします。

高橋選手が引退し、野口選手が故障がち、
渋井選手も下降線だということを考えると、
今日の銀メダル(個人でも団体でも)で安心するのではなく、
こんなラッキーなレース展開はもう二度と起こらないと危惧し、
スピード化に対応すべきだな、と思いました。

男子は、孤軍奮闘した高岡選手に学ばなかった(選手ではなくトップが)
つけが、今、回ってきてるんじゃないかな、
というのは言いすぎ?