名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

For The TOKYO  36

筋力の回復具合と、調子の良さのバランスが、
一番整っている感じで、
久しぶりに、走っていて
「速い」
と感じています。

こんな感覚は、本当に、何年ぶりか、
というくらい、忘れていました。

おそらく、マラソン練習を始めてから、
疲労感が麻痺していました。

「疲れているのが当たり前」
状態で、走っていました。

本来、疲労がない状態というのは、
こういう状態なんだな、
と実感しています。

いや、練習というのは、
本当はこういう状態でやらなければ
意味がないのかな、とさえ、
思えてきます。

そう思います。

いかに、疲れがない状態で、
質の高い練習をするか。
いかに、疲れをためないように、
量をこなすか。

これは、結構大事なテーマのような
気がします。

ともすると、
「疲れた状態で、如何に続けるか。」
論になりがちなのが、日本の「部活」
系根性長距離トレーニングですが、
超えてはいけない疲労の限界というものが
あると思います。

それは、怪我だけでなく、トレーニング効果の面からも、
その限界は存在するような気がします。

すなわち、損傷した筋が回復するといわれる
48時間の間に回復しないレベルでの損傷状態で
いくら走っても意味がないのでは?
と、感覚的に感じました。

それは、自分のようなレベルのランナーであれば
適度な筋疲労、筋痛が発生する程度で、次の日には
さらに調子が上がっていく程度の練習。
つまり、15km程度のJog。
ここが、最も効果のある練習レベル
なのかもしれません。

しかし、どうしてもそれだけではマラソン
走れないので、20、30の練習も必要です。
そうなってくると、20、30を走っても、
調子を維持できる練習計画を立てなければなりません。

怪我をする前の練習は、ひたすら月間走行距離
だけを追求したものでしたが、
意外とそれは無意味だったのかもしれません。
10日間、20kmを続けても、そのうち
効果のあった20kmは、2回くらいだったかもしれません。

疲労がピークに達した5日目以降の5回は意味がなかったかもしれません。

そこで、例えば、
20kmを3日続けたら、2日休んで、
そのあと30kmを2日続ける。
そのあと2日休んで再び20km、
というような練習を2週間続けたら、
1週間、完全休養、
のような計画も、ありなのかな、と。

あるいは、昨日、今日のように、
走っていて気持ちよくて仕方がない状態
というのは、疲れているときには
まったく感じられないので、
「走りたくない」
と思うほど疲れているときは、
それがなくなるまで休む、
などの基準も必要かと。

いつも頭で分かっていても実行できなかったこと、
それは、
「休養こそ、最大のトレーニング」

それを、真の意味で理解するためにも、
この怪我を生かさなければなりません。


「TOKYO」まで、あと56日。
トータル走行距離、146km