復興

以前、東北地方へボランティアへ行った人が、

現地の人に言われたことは、

「とにかく、私たちのことを忘れないでほしい。

　観光でも、遊びでもいいから、東北へ来てほしい。」

ということだったそうです。

今回、私たちは、明らかに観光という形で東北を巡りました。

しかし、現地へ行って最初に感じたのは、

やはり、怖さでした。

映像で見ただけではわからない、

被害の大きさや、津波の威力に、

率直に恐怖を感じました。

次に感じたのは、

津波の被害に遭った地域と、そうでなかった地域とで、

まったく別次元の生活をしているということでした。

車で数時間の距離に住んでいる自分たちと、津波の被害を受けた地域、

津波が届かなかった隣の地区と、被害を受けた隣の地域、

津波が届かなかった隣の家と、被害を受けた目の前の家、

距離は様々ですが、ほんの少しの差で明暗を分けた現状が印象的でした。

そして、

彗星さんと一緒に走って感じたのは、

被災した地区を走るということは、

想像以上にメンタルな体力を必要とする、

ということでした。

ここで毎日走り続けている彗星さんは、

本当にすごいと思いました。

あの震災以来、はじめて被災した地区に行き、

実際に足を踏み入れました。

改めて、Bたんさんご家族や彗星さんご家族が無事であったことが、

奇跡であると、感じました。

また、機会があれば、東北へ足を向けようと思います。

彗星さんご家族には、忙しい中、快く迎えていただき、

感謝しています。