名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

「がんばれ、東北」 その142

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狂ってます・・・、
このレース。

ここは、基本、走るところではいないですね、
当然ながら。


それもそのはず、
この、吉田口登山道というのは、
大昔から利用されてきた、
「本物の」富士登山道なのです。

5合目からの「観光登山」とは、
わけが違うのですね。


にしても、本当に上り「だけ」の16km。

標高2000m超。


間違いなく、フルよりも過酷なレースになります。

極端な話、フルで苦しいのは最後の5kmだけ。

こっちは、最初から最後まで全部苦しい・・・。


しかし、脚が止まるのは、疲労(厳密にいえば疲労なのかもしれませんが)が原因ではなく、
オーバーペース、低酸素状態などにより、
筋肉に供給するエネルギーが、
有酸素的なエネルギー供給系では間に合わなくなってしまうことが原因です。

この、ちょっとしたペースの境目を見誤って少しでもオーバーすると、
たちまち酸素が足りなくなり、
「終了」と相成ります。

今日の、5合目コースのゴールタイムは1時間52分。
16kmですから、ちょうどキロ7のペースです。

こんなペースでも十分標準クリアです。(2時間30分)

なので、ストライドを極力狭め、
自分の中で、このペースなら走り続けられる、
というペースを見つけることが、
このレース完走のカギであると感じました。
遅くても、全く問題なし。
というより、遅い方が、よし。

しかし、時折現れる、
斜度30度の坂、とか、
リアル3000m障害とか、
どうしても、一瞬だけ最大筋力を発生させなければならない場面で、
酸素が足りなくなるのです。

情けないことに、標高2300mの5合目に到着するころには、
ちょっと意識が遠のき、指先に力が入らなくなりました・・・。


5合目から山頂までは、たった(?)6km。
ここまでの16kmに1時間50分ですから、
当然2時間台は余裕でしょ、
と思われるかもしれませんが、
今日は、もう走って登るのは無理、でした。

たぶん、ここからはほとんど歩きでしょう。


40km走って中5日、
2kgの荷物、
などのハンデを差し引いて、
本番は、どれくらい走れるか、
というところです。