練習のための練習

スポーツの世界では、
「練習のための練習をするな」とよく言われますが、
我々は、極端な話、
9割が「練習のための練習」、ということになります。

特に、僕のようにアマチュアおっさんランナーにとっては、
週末のポイント練こそが、「試合のための練習」なのであって、
それ以外の平日のわけのわからない「惰性ラン」は、
あきらかに、その週末のための練習であるにすぎません。

「試合のための練習」をいかにこなすかは、
その「練習のための練習」をいかに続けるかにかかっており、
そして、その「練習のための練習」を続けるためには、
生活習慣や最低限の経済力、健康、家族や職場の理解（というかあきらめ）
などが必要となってくるのです。

そう考えると、我々が簡単に「明日フル走ってくる」っていう言葉を発するためには、
その「フル」を走れる体を作り上げるためにクリアしてきた、
数々の「葛藤」があったはずなのです。

「生活の中で走る時間は、ありますか・・・」
幸い、毎日1時間は確保できます。

ここをまずクリアできない人もいるわけです。

「明日のパンはありますか・・・」
はい、とりあえずは、今日走ったところでご飯にはありつけます。

「走っても、具合悪くなりませんか・・・」
悪くなるけど、死ぬほどではありません。

「『1時間走ってくる』と言い残して、無事に玄関を後にできますか・・・」
刺されることは、ないでしょう。

「『僕の趣味はランニングです』と職場に公言して、左遷されませんか・・・」
幸運にも、健康志向ブームで、メタボ防止に一役買っていると思われています。

そうして数々のハードルをクリアし、
「練習のための練習」を続け、
そして、ようやく週末の「ポイント練」にこぎつけることができます。

で、26日は、その「試合のための練習」、つくば練です。

それが言いたかっただけなのでした・・・・。