名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

ヤクタ精神?

箱根映画、観てきました。

かなり原作に忠実に制作されており、
原作を読んだ人にはすんなりと受け入れられそうです。

また、最近の邦画(特に、アイドルやイケメン俳優を用いた映画)にしては珍しく、
主題歌や挿入歌が使われていません。
単にコストの問題なのかもしれませんが、
このあたりに、この作品の意図や原作者の意図が表れている気がします。
フィクションなんだけど、本当にありそう感をうまく演出していると思いました。

この話の面白いところは、
箱根駅伝を題材にしておきながら、
「行き過ぎた競技スポーツへの斜めからの批判」みたいなものが、
全編通して語られている点です。

たとえば、
「速く走ることだけをつきつめると、どうなると思う?」とか、
「まだ走れなくなったわけじゃねえだろ!」といって、監督を殴るシーン、
「本当の意味で仲良くして、予選会を通過してやる」とか。

なんか、懐かしいね、この感覚。

若かりし頃の、ヤクタみたい・・・。

実際、竹青荘の住人は、ヤクタっぽい。

ちなみに、「カケル」は、相当絞れています。
練習量はハンパじゃないでしょう。

一番いい走りしてるのは、「双子」でした。
ラソン向いていると思います。

ホワイト家族の人は、「元短距離選手」を隠し切れていません。

「万引きをして逃走する」という設定は、
カケルのキャラクターとかけ離れているのか、
教育上問題ありなのか、
「食い逃げを演出する」シーンに変わっています。

いずれにせよ、とてもいい映画でした。
これはお勧めです。

お勧めと言えば、
「2012」は、
久々に「アメリカを中心として世界が一つ」になりそうです。
きっと、笑えます。