名誉会長のRunブログ

ヤクタターズ名誉会長の活動報告

FIAT 500

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感動の試乗体験です。

ついに、乗りました。

試乗したのは発売日の前日の14日。
仕事の後でしかも雨だったこともあり、
いいコンディションではありませんでしたが、
高速道路以外の印象は、大体つかめた感じです。

最も心配していたのは、プントが1.8の130馬力で、
バリバリ走り仕様だったため、1.2の69馬力への落差。
そして、マニュアル車から2ペダルMT(ようはオートマ)車への「楽」差。

まず、前者は、まったくの問題なしです。

69馬力とはいえ、3000回転までに最大トルクが発生するため、
街乗りでの加速は、「遅!」といいたくなるものの、加速感はそれなりにあり、
元気いっぱい走ります。逆にプントは街中では全開まで踏むことはまず無理なので、
使いきっていない感じでした。
この500のエンジンなら、街乗りで使い切って、如何に速く走らせるか、
ということの楽しみがでてきそうです。
3000回転以上をキープすれば、街中では遅いどころか、
ほとんどのほかの車より速く走れそうでした。

つまり、1.2で十分、ということです。

次にマニュアルではないことによる、運転の楽しさは。

正直、これは若干減少です。
クラッチを踏んで、シフトゲートにレバーを入れるという作業がないため、
らくちんではありますが、面白さにはかけます。
しかし、それでも基本はマニュアルなので、シフトアップ、ダウンは
手動です。ぎりぎりまで引っ張ってレバーを引けば、それなりに
「運転してるぞ」感はあります。
ていうか、今ではF1やラリーなど、モータースポーツではみな
こういったシーケンシャルシフトが主流なので、
マニュアル自体がもうなくなっていく運命なのでしょう。

総じて、運転はめちゃくちゃ楽しかったです。
基本は遅いですが、速く走らせることは可能です。
これって、元祖500と一緒ですね。

そして、デザイン。

外観は、非の打ち所のないほど、すばらしいデザイン。
元祖500のイメージを崩さず、それでいて現代の自動車設計における、
最先端の技術が投入されています。

内装は、一言で言えば「シンプルでビューティフル」。
無駄なものが何一つない代わりに、必要なものが全て揃っていて、
しかもそれがすべて機能的。
自動車なんてこれで十分、そんな内装です。

室内は、このクラスとしてはビックリするほど広く、
全席は二人で座っても方はぶつからず、頭上のクリアランスも十分。
足元も広々。
後席も、普通にすわれてしまいます。
これを設計した人は、天才でしょう。

安全性能は抜かりなし。
ヨーロッパの恐ろしく厳しい安全基準、
ユーロNCAPで最高の5つ星を獲得しています。
全長4メートルを切っている車では唯一だそうです。

さすが、ヨーロッパーカーオブザイヤー。(ちなみに2位はデミオ

パーフェクトです。こんな車を待っていました。

唯一にして最大の欠点は、
このクラスとしては異常に高いこと。